AIを、使い分ける——司令塔と、検証役

これは、少し慣れてきた方へ。読むだけで大丈夫です。

AIには、いくつか種類(モデル)があります。同じ会社のものでも、速いもの、正確なもの、と個性が違います。私は、これを使い分けています。

目次

司令塔と、検証役

私の使い分けは、二つです。

  • 司令塔=速いモデル……ふだんの作業、進行、書きもの。テンポよく進めたいところ。
  • 検証役=正確なモデル……大事な事実の確認。ここぞ、という所。

一つのAIに全部やらせるのではなく、役割で分ける。人に仕事を頼むときと、同じ考え方です。

実際に、比べてみた

あるとき、両方に、同じ作業(文字起こしの校正)をさせて、比べてみました。

速いほうは、10分ほどで終わりました。正確なほうは、20分。時間は倍です。でも、仕上がりが正確だったのは、時間のかかった後者でした。

どちらが良い・悪い、ではありません。急ぎたいときは速いほう、間違えたくないときは正確なほう。そう分かっただけで、迷わなくなりました。

この連載も、その使い分けで作っています

正直に打ち明けると、いま読んでいただいているこの連載そのものが、この使い分けで作られています。

ふだんの執筆と進行は、速いモデル(司令塔)。書き上げた記事の事実チェックは、正確なモデル(検証役)。これまでの記事を、盛らずに書けたのは、この検証役が、私の書いた”盛り”や思い違いを、実際に見つけてくれたからです。

一人で書いて、一人で直すより、書く役と、確かめる役を分ける。そのほうが、確かなものになりました。

コツは、二つ

使ってみて分かった、小さなコツを二つ。

  • 司令塔の”指示書”(CLAUDE.md)を整えると、司令塔だけでも精度が上がる。まずは司令塔をしっかり育てる。
  • 検証役は、ここぞという所に投じる。正確なぶん、時間も、お金(使用量)も多めにかかるので、大事な確認だけに使う。

速さと、正確さ。一つのAIに、両方を欲張らなくていい。使い分けられる、と知っておくだけで、ずいぶん楽になります。

早見表を、1枚にしました

モデル(誰に頼むか)に加えて、いまはエフォート(何分考えてもらうか)という設定も増えています。あわせて、初心者向けの早見表を1枚にまとめました。困ったときに開く場所として、どうぞ。

読んでいて、詰まったときは

分からない言葉が出てきたら

AIの用語 早見表
意味だけでなく、いつごろ・どんな場面で出てきた言葉なのかも書いてあります。

図で見たいときは

最初から順に読むなら

はじめての方へ——AIと仕事をする、最初の一歩
連載54回を、読む順に案内しています。

もっと細かい手順は

note の実践版
同じ内容を、費用・つまずき・実際の頼み文言まで入れて書き直したものです。

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この記事を書いた人

プログラミングのできない60代の初心者として、AIを仕事の相棒にするまでにやったことを、うまくいったこともつまずいたことも隠さず書いています。

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