仕事で作った資料を、別の人に渡したり、教材として使ったりすることがあります。そのとき、元になったお客さんの名前や数字を伏せる作業が要ります。
この作業には、Claude Code の手を借りています。10月に、お客さんに渡す資料をまとめたとき、1本ずつ伏せて、機械で数えても0件だったのに、最後の確認で「全部続けて読むと、どこの会社か分かる」と止められました。
この回では、その経験から決めた、名前を伏せるときの3段の手順を書きます。
1段目 1本ずつ、名前と数字を伏せる
まずは1本ずつです。会社の名前、商品の名前、人の名前、実際の売上や件数を、伏せるか別の言葉に置き換えます。
「この資料から、会社名・商品名・人名・実際の数字を見つけて、伏せた版を作ってください。何を伏せたかの一覧も付けてください」
伏せた一覧をもらっておくと、あとで見直すときに助かります。
2段目 残っていないか、機械で数える
伏せ終わったら、元の名前や社名が残っていないかを、一覧と突き合わせて数えてもらいます。
ここで0件なら一安心です。ただ、この確かめ方では、一覧に無い形の手がかりは拾えません。
3段目 経緯を知らない AI に、全部を続けて読ませる
最後に、作った経緯を知らない AI に、資料を全部まとめて渡して読んでもらいます。私は、まっさらな目で読む検品役の AI に頼んでいます。
「この資料を全部続けて読んで、元になった会社や商品、人が推測できないかを確かめてください。推測できるなら、どの情報の組み合わせからかを挙げてください」
1本ずつなら分からなくても、特徴、言い回し、数字が積み重なると、元の姿が見えてくることがあります。この段は、それを見つけるためのものです。
見つかったら、例を別の分野の架空のものに替える
組み合わせで分かると言われたら、伏せる量を増やすより、例そのものを入れ替えるほうが、私の場合は早く済みました。私は、まったく別の業種の、実在しない商品を例にしました。
置き換えたあとも、もう一度、3段目の読み方で確かめます。手順や考え方は、置き換えても残ります。
【note実践版へ】
この回のnote版では、名前を全部消して0件だった資料が、最後の確認で止められたときのことを書いています。
