AI と仕事をしていると、自分が決めていた数字と、公式の説明や AI の報告とが食い違う場面に出会います。そのとき、どちらを信じるか。
10月9日に、これで一度つまずきました。Claude Code が、公式の説明の文だけを確かめて、AI の報告に同意してしまったのです。Claude Code の記憶の目次の上限を「25,000字」と決めていたところへ、作業を手伝う AI から「公式は25KB。日本語なら約8,000字なので取り違えです」と報告が来ました。Claude Code はその報告に沿って、特典のページとリールを書き換え、公開まで進めました。その日の昼に、元の「25,000字」が正しかったと分かり、戻しました。
この回では、その失敗から決めた「直す前に見る3つ」を並べます。
1 その数字を決めたときの記録を探す
最初にするのは、自分がその数字を決めたときの記録を探すことです。
「この数字を決めたときの記録や、前に確かめた跡がないか、探してください」
私の場合、Claude Code の記憶に、9月7日の実測(「警告の KB は文字の数」)が書き残されていました。これを先に読んでいれば、直す必要はありませんでした。
2 単位があいまいな数字は、本体の動きで確かめる
KB、字、トークンのように、何を数えているのかが紛らわしい数字は、説明の文より実際の動きを信じます。説明の文は、仕組みを短くまとめたもので、中身とずれることがあるからです。
「説明の文ではなく、実際にどこで、何を数えて止めているのかを確かめてください」
私のときは、Claude Code の本体の中で上限を判定している所を読んでもらい、数えているのが文字だと確かめました(絵文字などは2つと数える数え方でした)。
3 報告と公式が同じことを言うときほど、立ち止まる
報告と公式が一致しても、確定にはしません。両方が同じ要約を見ているだけ、ということもあるからです。
とくに、自分の声で話すリールのような、外に出すものを直すときは、直す前に一度止まって、1と2を通します。
決めた数字には、決めた理由を添えておく
あとで迷わないために、数字を決めたら、その理由と確かめた日を一緒に残しておきます。「25,000字(9月7日に実測。警告の KB は文字の数)」のように。次に食い違いが出たとき、捨てる前に、その一行が目に入ります。
【note実践版へ】
この回のnote版では、公式の説明と AI の報告が同じことを言ったとき、確かめる理由が消えてしまった一日のことを書いています。
