これは、「こんなこともできる」という紹介です。今日は読み物として読んでいただいて大丈夫です。実際にやるとしても、手を動かすのは3か所だけでした。
まず、言葉を一つ。「マイGPT」というのは、ChatGPTの中で、自分好みに育てた相談相手のことです(ChatGPTの画面に出てくる呼び名で、「GPTs(ジーピーティーズ)」とも呼ばれます)。ふつうは、ChatGPTにログインした人しか使えません。
私は、この「自分の相談相手」を、URLを開くだけで、誰でも使えるWebアプリにして、自分のサイトに置きました。その全体像を書きます。
全体は、5つの段階
流れは、こうです。
- ① 指示文を整える……相談相手の”中身”を、AIと一緒に点検する
- ② ChatGPTでテストする……自分で使ってみて、おかしな動きをメモする
- ③ Webアプリに組む……AIが、器(画面と仕組み)を作る
- ④ サーバーに置く……自分のサイトにアップロードする
- ⑤ 鍵を入れて、確かめる……動くか、安全かを検収する
私の手が要るのは、3か所だけ
このうち、私が実際に手を動かしたのは、3か所でした。
- 決めることと、テスト(①②)
- サブドメインの追加(④・初回だけ。サブドメインとは、`app.〜` のような、サイトの中の区画のことです)
- 鍵(APIキー)の貼り付け(⑤)
残りは、頼み方の記事の通り、チャットで一言ずつ頼めば進みました。「Webアプリにして」「サーバーにアップして」「検収して」。
一つだけ、初回に驚いたこと。サブドメインを足した直後は、URLを開いても「無効なURL」としばらく出ることがあります。反映に最大1時間ほど。つくりかたの記事と同じで、壊れたのではなく、待てばいいだけでした。
お金と、安全のこと
気になるのは、費用と安全でしょう。
費用は、1回の利用で数円程度から始められます(軽いAIを起点にして、質が足りなければ一段ずつ上げる)。仕組みは、こうです。最初に5ドルほどを先払いしておき、使うたびに、そこから数円ずつ減っていく。このとき、残高が尽きたら自動で追加される設定は、切っておきます。すると、先に入れた残高が、そのまま”天然の上限”になります。もし想定外に使われても、残高が尽きたところで止まる。青天井にはなりません。
安全は、二つ守りました。一つは、相談相手の”中身”(指示文)の本物はフォルダに置き、アプリはその写しにすること。もう一つは、鍵を見せずに渡す記事と同じで、鍵はサーバー上のファイルにだけ置き、チャットにもGitにもPCにも書かないこと。
一晩で、2本
実際にやってみた日の記録です。相談相手を2本(うち1本は3つのテーマ入り)、指示文の点検からアップロードまで、一晩で形になりました。私の手作業は、テストを6回ほど自分で走らせたのと、決めごとだけ。
一つだけ、急がなかったところがあります。②のテストです。ここだけは、自分で何度も使ってみて、おかしな動きを拾う。この工程を急がないことが、うまくいく肝でした。
言葉にして、終わりにしない
私がいちばんやりたかったのは、ここでした。
人の価値を、言葉にする。そこで終わりにせず、その言葉が、誰かがURLを開けば使える形になるところまで、持っていく。
「価値を言葉にする」と「実際に動く形にする」の間には、これまで深い谷がありました。その谷が、AIとの協働で、思っていたよりずっと浅くなっていました。
