これは、応用編です。まず、パソコンに母艦とClaude Codeがある、という前提の上での話になります。今日は、読み物として読んでいただいて大丈夫です。実際の据え付けは、必要になった日で構いません。
パソコンの前にいないと、AIに頼めない。最初はそう思っていました。でも、スマホや、よそのパソコンのブラウザからも、同じAIを使えるようにできました。その日の記録です。
この回は、1分のアニメにもしています。先に見ると、話の形がつかめます。
まず、怖い言葉を3つだけ
この話には、見慣れない言葉が出てきます。意味は、これだけ分かれば十分です。
- GitHub(ギットハブ)……作品をしまっておく、インターネット上の倉庫サービス。世界中の人が使っています。
- クラウド……自分のパソコンではなく、よその会社が用意してくれた作業場所のこと。
- 本人確認……大事な操作の前に「本当にあなたですか」ともう一度聞かれること。詐欺ではなく、安全のための仕組みです。
できあがりの絵は「本店と支店」
先に、完成の形をお見せします。むずかしくありません。
倉庫(GitHub)が、たった一つの”本店”です。ここに、本物の記録がすべて入っています。パソコンからも、スマホ・クラウドからも、この同じ本店を見に行く。そういう形です。
- 本店……GitHub(唯一の正本)
- 支店その1……いつものパソコン
- 支店その2……スマホ・クラウド(今回、ここが増えた)
入口は、二つある
外から使う入口は、性質の違うものが二つあります。ここを分けておくと、混乱しません。
- 入口①(読む・話す)……スマホの2つのアプリ。ここからは、記録を書き換えません。
- 入口②(外から働いてもらう)……ブラウザで開く「クラウド版」。倉庫(本店)につながっていて、こちらは書き換える側です。だから、あとで出てくる「1日1台」の約束は、この入口②の話です。
スマホでの役割分担(入口①)
スマホでは、二つのアプリを使い分けます。
- 話しかけるのは、Claudeアプリ(提供元がAnthropicのもの。似た名前に注意)
- 記録を読むのは、GitHubアプリ(提供元がGitHub、黒い猫のマーク)
そして、一つ約束を決めました。スマホからは、記録を書き換えない。 読むのはスマホ、書くのはパソコンのAI。こうしておくと、こんがらがりません。
つまずいた所も、正直に
ここは、私が実際につまずいた話です。同じ所で迷う人がいるはずなので、隠さず書きます。
案内には「数クリックで完了」と書いてありました。でも、実際は本人確認まで、10ステップ近くありました。「話が違う」と感じましたが、これはこれで正常でした。
とくに、途中で「一致するリポジトリがありません」と出て、焦りました。(リポジトリ、というのは倉庫のことです。)理由は、私の倉庫が非公開だったからです。非公開の中身を触るには、本人確認がもう一段ぶん増えます。これは不具合ではなく、非公開だからこその、正しい安全設計でした。
もう一つ、安心材料を。クラウドから見えるのは、倉庫(本店)に入れたものだけです。パソコンの中にしかないファイルは、クラウドからは見えません。「外から全部のぞかれるのでは」という心配は、要りませんでした。
「数クリックのはずが、なぜこんなに聞かれるのか」——それは、あなたの倉庫がちゃんと守られている証拠だ、と分かってからは、落ち着いて進められました。
事故を防ぐ、たった一つのお約束
外から使えるようにすると、便利な反面、注意が一つ増えます。
パソコンとクラウド、同じ日はどちらか一方に絞る。
両方で同じ日に書き換えると、本店の記録が食い違います。だから「今日はパソコン」「今日はスマホ」と、1台ずつ。もしクラウドで作業した翌日にパソコンを使うなら、パソコン側で「最新を取り込んで」と一言頼めば、食い違いは起きません。
据え付けは一度きり
この設定は、最初の一回だけ、少し手間がかかります。でも、済んでしまえば、あとは簡単です。ブラウザで claude.ai/code を開き、「+リポジトリを選択」で自分の倉庫を選んで、お願いを書くだけ。倉庫を選ぶのは毎回ですが、据え付け(連携)は一度きりです。
特殊なことをしているように見えて、やっていることは「本店と支店」。そう思えたとき、怖さは消えました。
