これは、読むだけで大丈夫な回です。
絵を作る記事の続きです。絵が言葉で作れるなら、動画も作れます。静止画を動かしたり、短い動画を作ったり。ただし、動画は絵より、ずっと”クセ”が強いものでした。
動画の、強いクセ
やってみて分かったのは、動画は一筋縄ではいかない、ということでした。
向きを指定せず、おまかせにすると、横向きで出てくる。前の絵と、髪の色が変わってしまう。そういうことが、ふつうに起きます。だから、縦がいいなら「縦で」とはっきり言う。そして、絵と同じで、2〜3回、頼み直して育てる。(長い動画から短く切り出すだけなら、追加の費用はかかりません。)
一発で完成する、とは思わないこと。ここが、動画といちばん長く付き合うコツでした。
いちばん大事なのは、台本だった
動画に、声やセリフを載せる。このとき、私が意外に思ったことがあります。
自然さを決めるのは、絵でも、声でもなく、台本(セリフ)でした。
きちんとした文章を、そのまま読み上げさせると、いちばん”AIっぽく”聞こえます。逆に、話し言葉で——省略や、くだけた語尾のある、実際の会話のように——書くと、ぐっと自然になる。だから私は、セリフを書くときだけは、使い分けの記事で書いた正確なモデル(検証役)に頼みます。自然なセリフは、そのほうが、よく書けました。
物語は、人の側に
道具の役割は、はっきりしていました。
AIは、素材を生む。絵や、動画の断片や、声を。でも、それをどう並べて、何を伝えるか——物語を組んで、つないで、仕上げるのは、人の側の仕事でした。
動画も、AIと分け合える。ずいぶん遠くまで、任せられる。それでも、「何を伝えたいのか」の一点だけは、最後まで、私の手元に残りました。そして、それでいいのだと思います。
