これは、読むだけで大丈夫な回です。
AIのサービスには、便利なのに、一つ困ったところがあるものがあります。中にためた記録を、まとめてよそへ持ち出せないのです。使えば使うほど、大事な記録が、そのサービスの中に閉じ込められていきます。
半年分が、閉じ込められていた
道具の記事でも少し触れましたが、私は、あるサービスに、半年分・102本の会話をためていました。
ところが、それをまとめて持ち出す機能が、ありませんでした。一本ずつ手で写すには、多すぎる。中に、大事な考えごとが、たくさん詰まっているのに。
Chrome連携で、救い出す
ここで使ったのが、ブラウザを操作する記事の、あの手と目でした。
ログイン済みのブラウザごしに、AIが会話を一本ずつ取り出し、母艦のフォルダが、ファイルとして受け取っていく。閉じ込められていた過去が、一本ずつ、手元のファイルになっていきました。道具の記事で書いた「3つの道具が連携して動いた日」の、これが正体です。
救い出したら、次は仕分け
でも、救い出しただけでは、終わりませんでした。救い出した102本の会話は、蒸留して(要点を抜き出して)、事業の記録に収めました。
仕分けの実例を、もう一つ。別の棚に、記事の候補が217本、たまっていました。全部が要るわけではありません。私は、これを配信する116本と、見送る101本に分けました。見送るものは、消すのではなく、「出し切り済み」という別の棚へ、そっと移しました。
まとめて一つの場所に置いて、必要か、必要でないかを、AIと一つずつ見ていく。この仕分けも、一人でやると気が遠くなりますが、相棒がいると進みました。
誠のための、注意
一つだけ、大事な約束を。
救い出した記録に、実名や、秘密が混じっているときは、Gitに載せません(外に出ないよう、除外する)。仕分けのときも、数字は、転記で確認できたものだけを使う。曖昧なまま載せない。
救い出して、仕分けて、はじめて
過去は、閉じ込めたままだと、ただ重いだけでした。
救い出して、仕分けて、いる物といらない物を分ける。そこまでやって、はじめて、過去が「使える資産」に変わります。ためこんだものを、もう一度、自分の手に取り戻す。それも、AIと二人でできることの、一つでした。
