これは、読むだけで大丈夫な回です。
YouTubeに、眺めているだけでほっとする動画を13本出しました。女の子が音楽を聴きながら、くつろいでいる。その数秒のしぐさが、切れ目なくくり返される「ループ動画」です。今日は、その動画がどんなふうに形になっていったか、という話をします。
どうやって作ったかは、動画ごとの説明欄にまとめてあります。ここでは、途中で何が変わったかだけを追います。
先に、いちばん短い1本を置いておきます。45の場面を、春から冬へ一回りする約11分の動画です。
使ったのは、AIの組み合わせ
中心にいるのはClaude Codeです。ほかのAIへの指示を書き、でき上がりを点検する役です。
- 女の子の見た目の元になる絵を描くのは、Midjourney
- 絵の姿勢や季節を描き変えるのは、Nano Banana Pro
- 絵と絵のあいだの動きを作るのは、Kling(女の子が出てくる動画から使いました)
- 音楽を作るのは、ElevenLabs
私自身は、絵も動きも作っていません。私の役目は、見ることと、伝えることでした。
最初は、霧しか動かなかった
はじめに作ったのは、森の池の映像です。このときはまだ、Midjourneyの動画の機能で動かしていました。
見たときの私の感想は、「タイムラプスを見ているような感じ」でした。Claude Codeは、景色がいっぺんに動いているのが原因だと考え、霧の帯だけがゆっくり流れる形に作り替えてきました。
速さは、数字では決まりませんでした。Claude Codeが数字で選んだ1本は、私の目には速すぎました。作り直しては見る、を何度も重ねて、心地よい速さを目で決めました。
「動きが4つ必要」
そのあと女の子を入れたとき、Claude Codeは、霧でうまくいったやり方をそのまま使いました。女の子はじっとさせて、景色の側だけを動かしたのです。
見て、女の子の動きが少ないと伝えました。女の子のしぐさが4つあって、その後ろで景色が少し動いている。そういう形のはずだと話して、最初から作り直してもらいました。
できたのは、窓辺でノートに書き、外を眺め、飲み物を口にし、また書き始める動画です。この4つで、一回りします。
一回りを3回続けた、36秒の動画です。
これを見て、ループ動画には人の動きが欠かせない、とはっきりしました。
服も過ごし方も、場面ごとに
そこからは、公園、海辺のコテージ、沖縄の海岸、しまなみ海道、日本の名所へと、場所と季節を広げていきました。
名所の回では、Claude Codeの最初の設計図で、服と飲み物が季節ごとに同じになっていました。私は、場面ごとに自由にしてほしいと頼みました。春の兼六園では着物で金箔のソフトクリーム、春の阿蘇ではシャボン玉。場面の数だけ、違う過ごし方ができました。
名所をめぐる回は、こちらで見られます。
撮った景色に、女の子を入れる
最後に、自分がドローンやカメラで撮った景色の中に、AIの女の子を入れてみました。景色は撮影したまま、女の子だけがAIです。
砂浜の場面では、女の子が大きすぎました。Claude Codeが言い方を変えて何度頼んでも、画像のAIは女の子を大きく描いてきます。最後は、大きいまま描かせて、あとから小さくする、というやり方に切り替えました。
沖縄の海辺から冬の北海道まで、撮影した景色の中の女の子です。
作ったのはAI、止めたのは私の目
振り返ると、形を作ったのはAIでした。私がしたのは、でき上がったものを見て、ときどき止めることです。
止めるたびに、Claude Codeが作り方を考え直し、動画は少しずつ変わっていきました。
【note実践版へ】
この回のnote版では、そのとき実際に交わした言葉や、途中で見つかった失敗(腕が3本描かれていた話など)、景色の映像を約47時間半ぶん探した話を、くわしく書いています。
noteで読む:「Claude Code × Midjourney・Kling・ElevenLabs 眺めるだけでほっとするループ動画を、13本作って公開した」
